共有で相続した土地を売却する際に、親族間でトラブルになるのはよくあるケースです。
しかし、そのようなトラブルで大切なご家族との関係を悪くしたくないですよね。
そこで今回は、相続した土地を兄弟でトラブルなく売却する方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

□兄弟でトラブルなく土地を相続するには？

1つ目が、土地を換金して相続する方法です。
土地は分割しづらいですが、売却して現金に換えることで公平に分割できるようになるのです。
相続する土地を使用する予定が無い場合はこの方法が適しています。

2つ目が、土地を相続した人が他の兄弟に代償金を支払う方法です。
相続した土地を自宅や事業に使っており、すぐに売却できないというケースにはこの方法がおすすめです。
ただし、土地を相続する人が他の兄弟に支払うだけの資金を持っている必要があります。
資金がなければご自身の財産を売却もできますが、その場合は売却益に所得税が課税されることに注意してください。

３つめが、土地を分筆して相続する方法です。
土地の分筆とは、登記上一つの土地として登録されているものを、2つ以上に分けることです。
ただし、分筆した土地が極端に狭くなって利用しづらくなるため、よほど広い土地でなければ合理的に分筆するのが難しいでしょう。

 

□共有の土地を売却する際の注意点をご紹介！

1つ目が、売却価格に関する意思を統一しておくことです。
共有状態の財産は、共有者全員の同意がないと売却できません。
大切なことは、いくらなら遺産である土地を売ってもよいのかについて兄弟全員で納得できる答えを導くことです。
そのため、共同の土地の売却を検討するときには、最低売却価格を決めておきましょう。

2つ目が、専門家とのやり取りをする人物です。
共有者のうち、専門家と連絡を取る係を決めることは意外と見落としがちな点です。
不動産業者や司法書士などからすると、誰と交渉をしたら良いのかわからなくなる恐れがあります。

そのため、共有の土地を売却する際は、事前に専門家と連絡を取る係を1人に決めるのが大切です。
また、外部との交渉は労力が必要になるので、売却できたら交渉担当者にお礼を渡すなどの配慮も必要でしょう。

 

□まとめ

今回は、兄弟でトラブルなく土地を相続する方法をご紹介しました。
また、相続した土地を売却する場合の注意点もご紹介しました。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。