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老朽化建物の放置は命に関わる重大なリスクです。 福岡県久留米市の解体現場事故から学ぶ、建物管理の重要性

老朽化建物の放置は命に関わる重大なリスクです。
福岡県久留米市の解体現場事故から学ぶ、建物管理の重要性
2025年7月15日、福岡県久留米市で発生した鉄骨2階建ての解体現場における建物倒壊事故は、私たちに大きな衝撃を与えました。この痛ましい事故により、尊い命が失われ、多くの方が負傷されました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。また、負傷された方々の一日も早い回復を願っております。
この事故は、プロの手による解体作業中であったにもかかわらず、建物構造の複雑性や想定外の要因が重なり、不幸な結果を招いた可能性が指摘されています。
しかし、この事故は私たちに、建物の安全管理、特に老朽化が進んだ建物の危険性について、改めて深く考えるきっかけを与えてくれます。
現在、日本全国で空き家問題が深刻化しています。人手不足や経済的な理由から、適切な管理が行き届かなくなり、建物が老朽化の一途を辿っているケースが少なくありません。
老朽化した建物を放置することは、今回の解体現場事故と同様に、予期せぬ倒壊を引き起こし、周辺住民や通行人、そして作業員の命を脅かす重大なリスクをはらんでいます。
* 構造体の劣化: 長年の風雨や地震、シロアリ被害などにより、建物の基礎、柱、梁といった構造体が腐食・劣化し、強度が著しく低下します。
* 瓦や外壁の落下: 老朽化した屋根瓦や外壁材は、強風や地震で剥がれ落ち、下を通行する人に危害を加える可能性があります。
* アスベスト飛散のリスク: 過去の建物にはアスベストが使用されていることも多く、老朽化による建物の損壊でアスベストが飛散し、健康被害を引き起こす危険性があります。
* 不法侵入や犯罪の温床: 管理されていない空き家は、不法侵入や放火などの犯罪に利用されるリスクも高まります。
建物の所有者の皆様へ
ご自身の所有する建物が、今、どのような状態にあるか、定期的に確認されていますでしょうか?
* 空き家を所有している方
* 築年数が古い建物を所有している方
* しばらく建物の状態を確認していない方
どうか、この機会に一度、ご所有の建物の状態をご確認ください。ひび割れ、傾き、屋根や外壁の破損など、少しでも気になる点があれば、専門家(建築士、工務店、解体業者など)に相談し、早急な対策を検討してください。
適切な管理を怠り、万が一、建物が倒壊して人命に関わる事故が発生した場合、所有者としての責任を問われることになります。
大切なご自身の財産であると同時に、地域社会の安全を守るためにも、老朽化建物の適切な管理は、所有者としての重要な責務です。今回の久留米市の事故を教訓に、悲劇を繰り返さないためにも、早期の対策を強くお願いいたします。
ご不明な点やご不安なことがございましたら、弊社担当の専門家へお問い合わせください。

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