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相続における限定承認のメリット・デメリットと適用ケースを解説します!

相続という課題に直面した際、多くの人が選択肢として考慮する「限定承認」。
この選択肢は、財産と借金の状況が不明確な場合や、特定の財産を継ぎたいと考える人にとって、助けとなることも少なくありません。

しかし、その選択にはメリットとデメリットが密接に結びついています。
この記事では、限定承認の特徴と有効なケースについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

 

□相続の限定承認とその特徴を解説!


1.「限定承認」と「相続放棄」の違い

限定承認は、故人の財産と借金をバランスよく相続する方法です。

一方、相続放棄は、財産も借金も一切手に入れないという選択です。
この2つの選択肢は、相続人の負担とリスクに大きな影響を与えます。

2.限定承認の期限

限定承認を選ぶ場合、その申立ては故人の死を知った瞬間から3か月以内に行う必要があります。
この期限を逃すと、自動的に単純承認とみなされてしまいます。

しかし、特別な事情がある場合は、家庭裁判所に申立てて期限を延長できるので、覚えておきましょう。

3.限定承認のメリット

限定承認の魅力は、負債を故人の財産の範囲内で処理できる点にあります。
また、特定の財産、例えば実家や自社株を継げます。
これは、特に感情的な価値が高い財産を継ぎたい場合に有用です。

4.限定承認のデメリット

限定承認には申立てに全員が参加する必要があり、その手続きは複雑で時間もかかります。
また、財産が値上がりしている場合、譲渡所得税が発生する可能性もあります。

 

□限定承認が有効とされる3つのケース


 

*財産の状況が不明確な場合


財産がどれだけあるのか不明な状況では、限定承認が1つの安全策となります。
後からプラスの財産が判明する可能性もあり、そのような場合に備えておくことが賢明です。

 

*事業を継ぐ意志がある場合


故人が経営していた事業を継ぐ意志がある場合、限定承認は有力な選択肢となります。
これにより、将来性のある資産を手放さずに済むのです。

 

*特定の財産を継ぎたい場合


例えば、実家を継ぎたいという強い意志がある場合、限定承認を用いることでその願いを叶えられます。

ただし、この選択には慎重な議論と情報収集が必要です。

 

□まとめ


限定承認は、相続において複雑な状況や特定のニーズに対応するために有効な手段です。

しかし、その選択には様々な側面があり、その全てを理解した上で慎重に選ぶ必要があります。
この記事が、皆さんの相続に関する選択の一助となれば幸いです。

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