田舎にある実家には愛着があってなかなか売却することを決断できない人も多いでしょう。
しかし、建物をそのままにしておくことにはさまざまなリスクがあります。
空き家となった建物をそのまま放置しないことが大切になってきます。
今回は田舎の空き家はどうするべきかと、田舎の家をそのままにしておくリスクを紹介します。

 

□田舎の実家はどうするべきか

田舎の実家を売ろうとした時に、建物を壊して土地を売る選択肢を取る方もいますが、建物をそのまま売却するメリットもあります。
メリットの1つ目は、固定資産税や都市計画税を安くできることです。
土地に建物が残っている場合、固定資産税が最大で6分の1になる特例があります。
都市計画税に関しても特例に適用されると、3分の2になることがあります。
つまり、先に建物を解体してから土地を売ると税金が最大で6倍になってしまいます。

2つ目は、売却した住宅を買った人が住宅ローンを組めるということです。
建物が残っている場合には、買主が住宅ローンを組めます。
土地だけの場合だと、住宅ローン以外の支払い方法を探さなくてはいけなくなるので、建物と一緒に売却することは買主にとってもメリットとなります。

3つ目は、古民家需要で売却できる可能性があることです。
状態が良い建物であれば、古民家を求める人が購入者として見つかる可能性があります。
田舎ならではの土地に古民家があれば一定数の需要があるので、建物は解体しないで取っておくと良いでしょう。

 

□田舎の家をそのままにしておくリスク

1つ目は、田舎の空き家をそのままにしておくと建物内で何が起こっているかがわからないことです。
動物が入り込んでしまってそのまま死んでしまったり、災害の時に壊れて近隣住宅を巻き込んでしまうなどのリスクがあります。
また、不法侵入して建物内で、大麻を栽培していたり、詐欺におけるお金の受け渡し場所になっているということもあり得ます。

2つ目は、人が住まないことで、建物が傷むことです。
住宅は、日頃からドアの開け閉めをすることで風を通すことが必要です。
長く放置してしまうと空気が室内にこもり、建物がどんどん劣化してしまいます。

 

□まとめ

今回は、田舎の空き家はどうするべきかと、田舎の家をそのままにしておくリスクを紹介しました。
放置してしまうと愛着のある実家でも台無しになってしまう可能性があります。
しっかりとどうするべきか考えておきましょう。
遠方にある空き家についてお悩みがある場合には、お気軽に当社までお問い合わせください。